日々、是好日

話し出すと止まらなくて最近愛が溢れすぎてる

私たちはSMAPに何ができたのか

私たちは、私たちジャニヲタは、SMAPを見て何を思えばよかったのだろうか。彼らのために何ができたのだろうか。できることはもう何もなかったのだろうか。

1月の記事です。感情的であるのは、すみません、お許しください。

 

あの日から、なんとなくもやもやしたまま、彼らはゴシップのネタにされて本当のことは何も見えないまま、あっという間に7か月が過ぎてしまった。

あの公開処刑から加速した「世界に一つだけの花」購買運動もさすがに半年もたてばブームが去ってしまったように思える。だから、中居君が年初に言った「踏ん張る」という言葉を用いて #SMAPと踏ん張る、といったようなタグをつけて常にSMAPを待ち続け、ネットに発信するファンがいた。時折出るゴシップに過剰に反応し、SMAPネガキャンに対しては「信じるな」「中居を待て」というファンが、Twitter上にはたくさんいた。そして、ジャニーズ事務所は腐っている、無くなってしまえ、自分のしたことをわかっているのか、そういった「事務所批判」も多くみられるようになった。

 

そういった声を上げるのは、悪くはないと思う。私も事務所が悪いと思う節がある。実際そういったつぶやきもしたことがある。

 

でも、そうやって反応するたびに、どんどん悪い方向に進むような気がしてならなくて、すごくツイッターが居心地の悪い場所になっていったような気がした。何かが違う。どうしても何かが違う。

 

「事務所が悪い」という人たちは、たとえばこれまでのKAT-TUNの赤西の脱退だとか、男闘呼組の解散といったような事案を持ち出して(私は正直詳しい経緯は今日知ったのもある)、「本人たちの言葉がまるでない。言わされているのではないか」「解散させたのは事務所だ」といったような、【事務所陰謀説】を挙げる人がいた。原因はすべて本人にあるように文面に認め、「事務所はちゃんとサポートしたけれど、本人たちの意思です」というふうに事務所が見せたいのではないか、と。わたしも「事務所一丸となってSMAPをサポートすべく」といった文言はちょっと気になったところはあったし、事務所が悪いと何度も思ってツイートしたこともあるけれど。

 

でも、果たして本当に陰謀だと、事務所がすべて悪いと片づけていいのだろうか?

 

私は「ライブを慎吾がやりたがっていない」という記事を見て、正直ありえるな、と思ってしまった。飯島さんを裏切ってしまった(ように書いているのか、実際どうなのかは知る由もないけれど)木村さんと慎吾の間で溝が埋まらない、というもの。慎吾が本当にそう思っているのかどうかは私は知らない。でも、「絶対そんなことない」って言いきれない。だって慎吾は、飯島さんも大好きだったし、彼女と同じぐらい木村拓哉が大好きだったはずだから。大好きだった飯島さんを、大好きだった木村拓哉が見捨てたように見えたなら、裏切りのように見えても仕方ないかもしれない。

香取慎吾は、この世界しかしらない。私たちが当たり前に経験してきた中学時代も、高校時代の青春も、全部全部SMAPの中でしか生きてこれなかった。外の世界を知らない。内にこもりがちな人だと、私は思っている。だから、彼の信じる内の世界で、そんな信じがたい出来事が起こってしまったのなら、私は、彼が壊れてしまってもおかしくないのではないか、と思う。慎吾が拗ねてしまって、ライブをやりたくない、SMAPをやめたいと思っている、という記事を全力で違うということは正直できない。もちろん、そんなの出鱈目で、まったくの嘘だというのなら、それでいい。

 

何よりショックだったのは、本人たちのコメントである。あれを「本心でないのに」「どうせ事務所に圧をかけられているんだろう」と思っているファンもたくさんいる。

でも私は、あのコメントがSMAP本人の、メンバーの言葉に思えて仕方がない。

だって、ずっとわたしが20年見てきた、彼らの間の取り方とか、言葉の選び方とか。その話し方、書き方の特徴自体は、彼らそのものだったからだ。特に慎吾は、本当に思っていることを、ある意味残酷なまでに正直に伝えてくることがある。たとえばいいともの最終回みたいな。(気になる人はgoogle

今回はまさにそれだったように思える。正直に、でもなんだか何かに反発して突っぱねているような彼の特徴が、感情が表れているようなその書き方。それが私はとてもショックだった。

 

でも、これも推察でしかない。私が気にした慎吾の書き方は気のせいだと、事務所の圧で本当のことが言えないから、その考えは間違いだというのなら、それでいい。

 

支離滅裂になっている。ごめんなさい。

 

要は、事務所が全部悪いのかというと、そうではなくて、ひとつ狂った歯車がどんどんどんどんかみ合わなくなってしまって、結果として本人たちに溝ができているのも事実ではないだろうか、ということです。それを狂ったように、事務所が全部悪いと糾弾するのはどうなんだろうと思うようになった、と。きっかけは事務所かもしれないけれど、でも信じたくないことをすべて虚構とするのはどうなんだろうか、という、ただ、それだけです。溝ができていないならそれはそれでいい。円満な関係を築けているのなら私はそれでいい。

 

今の気持ちを正直に言うなら、何も見えてこない中で、過剰に信者のように反応し続けているSMAPのファンを好きになれない。「自担じゃなくてよかった」とつぶやく他担も許せない。「○○はスマヲタを守る」みたいな運動も非常に解せない。「へ~仲悪かったんだ~だからだね~」とつぶやく一般も許せない。タレントに対して偏った愛情を注いで平等に扱えない事務所(主にそれはメリーさんかもしれない)も許せない。でも、好きなものが同じ人たちの言葉も、それが冷静であっても全部重く聞こえちゃう。全部全部よくわかんない。私の気持ちがわからない。何を信じていいのかもわからない。私は、何ができるのだろうか。今までも何ができて、これからは何ができるんだろう。

 

明日になれば嘘だと言ってほしいけれど、そんなことはなくて、残酷な現実がかならず巡ってくる。そんなの、田口の時だけで十分だったのに。猶予があるのに、その猶予を今の過剰になってるSMAPファンは間違って使ってしまいそうで、でも正しい答えはわからなくて、どうしたらいいかわからない。

 

こうやってネガティブな感情をつらつらと書いているけれど、私はSMAPが大好きだし、SMAPでジャニーズを知ったし、ライブには毎回行ったし、彼らがベストな状態で続けていけるのなら、続けていってほしいと思っている。もう一度私をライブに連れて行ってほしいと切に願っている。辞めるのをやめたいというのなら、私はそれを受け入れたい。

 

ただ、こうやって一方的にファンが続けてほしいと声を上げ続けることが、SMAPにとって重荷になっていないだろうか?足かせになっていないだろうか?と思うようになった。でも、やっぱり彼らには伝説でいてほしいし、可愛い後輩と共演してほしいし、やってほしいことがまだまだたくさんある。このさきの、40,50でシブいアイドルでいてくれることを心底願っている。SMAPを、本来の彼らの意思でなく、この形で終わらせるなら、ジャニーズは、日本とエンターテイメントは将来必ず滅びると思う。どうにかしたい。でも、方法がわからない、だって何もわからないから。わたしは何を思えば正解で、どんな声を上げればいいのだろう?

 

こうやってまた眠れない夜を過ごす。